コンゴ共和国の第2の都市ポイント・ノワールPointe Noireは、大西洋に面した港町である。
パリからの直行便もあり、貿易港や海岸線のリゾート地でもあり、カジュアルで開けた雰囲気である。首都ブラザビルが政治的な町なら、ポイントノワールは商業の町といえる。 ここでは、初めてコンゴのauberge オーベルジュ(=ホテル、民宿)に泊まった。 海岸に近い住宅街にある、静かで清潔な宿でした。日本円にして一泊・一室6千円くらいの換算だった。知り合いに口をきいてもらい4千円になった。 ただし、ポイントノワールは滞在中ずっと停電で、水道の水は止まっていた。(!) まあホテルや店は自家発電で、照明がついていたし、汲んだ水がバケツに何杯もためてあり、シャワーを浴びるときは、フロントに言うと自家発電のスイッチを入れてくれて、シャワーからお湯が出てきたので、不便は感じませんでした。 滞在中に、ポイントノワール郊外の海岸沿いに建築中のG子お姉さんの家を訪ねた。リタイヤ後のセカンドハウスとして土地を買って、数年前から建築中だそうだ。 数年もかけて家を建てている、と言っても別に大邸宅というわけではない。ブラザビルでもそうだったが、建築なかばで工事が止まっている家や建物、というのがやたらに多くある。理由はいろいろあって、「日本のように毎日効率よく建築するわけじゃないから」「材料や機械の入手が容易でないから」、そして何より大きい理由が、「建築費をはらった分だけ作業をするから」! で、セカンドハウスとして建てているG子姉さんも、特に建築を(支払を?)急いでいる風でもなかった。今回も「ポイントノワールに行くのなら、私の家を使ったらいいわ!」と、土台ができたという家を提供してくれることになった。 コンクリート打ちっぱなしの屋内。おしゃれ~、というよりまさに建築なかば、だったが、輸送したチャリティ物品数十箱を一時保管しておくのに最適だったし、車も3台収容でき、これ以上ないほどありがたく使わせていただきました。 次に行くときは、どこまで内装がすすんでいるか楽しみである。 家の前は、もう砂浜で、ビーチまで歩いていける。 近所の家を見ると、しっかり完成してサテライト/テレビまでついている家、半分だけ建ててその部分にもう住んでいる家(!?)などさまざま。 土地の人には海にはもう興味がないのか、海辺にはほとんど人がいない。たまーにカップルが散歩していたり、子ども達が遊んでいたり。 ところが、夕日が沈むころになると、その美しさはさすがに人を引き寄せるらしく、そぞろに人が出てきた。 金曜の夕方になると、海辺のカフェ・レストランも音楽を流し始め、ビーチサイド・レストランの趣がでてくる。音楽はもちろん、リンガラ・ミュージックである。 海辺でその音楽を聞いていたら、そこに赤いサイレンをつけた白地の救急車が乗り付けた。 砂浜にのりつけると、どやどやと白衣を着た人たちが降りてくる。どうやら病院勤務の人たちが、救急車を使って、夕日を見にきたらしい。しばらく海辺で談笑したあと、今度はウィンウィンとサイレンを鳴らして急ぎ勤務先に戻っていった。。。
by tytomoyo
| 2008-11-18 17:49
| ポイントノワールの海辺で
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コンゴってどこ?
アフリカには、コンゴ共和国(首都ブラザヴィル)とコンゴ民主共和国(首都キンシャサ)の2つのコンゴがあります。
私達が訪れた国-J(夫)の出身国-はコンゴ・ブラザビル、人口3百万あまりの小国です。ちなみに隣国のキンシャサ・コンゴはもとのザイールという国で、地図でいうと右隣の巨大な面積の国です。 主な現地語はリンガラ語、共通語はフランス語です。 カテゴリ
全体 コンゴ到着 ムンデレかシノワーズか 写真はノン マルシェ(市場) マルシェ(市場)2 アフリカの太鼓 アフリカの太鼓2 カフェ、レストラン ファッション、ヘアスタイル ブラザ祭り リンガラ・ミュージック 大人はエライ 小旅行 1. 小旅行 2. 小旅行 3. 食 びっくりする風習 絵画スクール ゴスペル(賛美歌)のある日常 入国ビザ(パリにて) ブラザヴィル事情・旅の持ち物 アフリカ文学(番外編) 2008年準備編 サップ主義 2008年夏 ランクル チャリティ物品を送る コンゴ航空に乗る ランクル道中 ポイントノワールの海辺で コンゴの国立公園 その後 検索
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