びっくりする風習

コンゴでの挨拶は、フランスでやるように、女性は両頬にかわるがわるキスをするやり方が多い。
ところが、男性同士の挨拶は、頬ではなく、なんと頭と頭を、ゴチゴチと右側、左側とかわるがわるぶつけ合う。J夫は、これ痛いからやなんだよ~と言いながらも、相手がそれをやりそうな気配をみせると、がはは、と笑いながら、よーし、ゴチ、ゴチとぶつける。
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ほかに、めずらしい風習といえば、横に並んで歩くときに、なにげなく手をつないでいることだ。
女性同士はまだしも、男性同士でも、子どももおじさんも、友人どうしお手手つないで歩いている。
私達がアメリカに住んでいたとき、Jはコンゴから来ていた友人にそれをやられそうになって、ここはコンゴじゃない、誤解されるからやめよう、と訥々と説得していたことがあった。コンゴでは、誰もがしているわけではないが、男同士が手をつないでいても、周りの人はびっくりしない。

コンゴに滞在してみて、これといって驚くような風習とか習慣は、これ以外あんまりないなあ~と、私が愚痴っていると、J夫に「なに期待してるんじゃ。」と言われた。
「いや、首がおもいきり長い人種とかは、テレビ番組だけだとおもうけど。」
「コンゴ人、タコやイカやナマの魚を食べる人種ではござらん。」
たしかに、めずらしいモノを食べるという意味では日本のほうが世界から見て驚きかもしれません。

コンゴでの食生活は、豊かだった。、感動的においしかったものはたくさんある。
「ここの作物は全部、有機栽培だから。」と誰かが言っていたが、パイナップルやバナナ、マンゴなどの果物、キャベツ、なす、オクラなどの野菜、卵、魚、肉。日本で食べるのより、甘みがあって、味がしっかりしている。ほんとうにそのものの味に存在感があるというか。。。「私はマンゴです」と果物それぞれが主張しているような味だった。

オレンジがおいしかったので、思いついてマーマレード(Confiture)を作ってみた。
キッチンの火はガスでも電気でもなく、炭である。毎朝、炭に火をいれて、それで一日料理したり、お湯を沸かしたりして、夜まで火を使う。魚を焼くにも、煮込みをするにも、シャワーのためのお湯をゆっくり沸かすのも、炭の火だ。オレンジを煮込んでいると、おしゃべりしに来る人、つまみ食いしに来る子ども、買い物した野菜を運んで来る人、冷蔵庫にあるハイビスカス・ジュース(Bissap)をとりにくる人、などいろいろな人がキッチンを出入りする。ちなみに冷蔵庫は、昔よくお菓子屋さんにあったアイスクリーム用のブリキの箱みたいなやつだった。たぶん、氷屋から氷を買って入れてあったとおもう。

お母さんは、もう一つの火で、ピーナッツバターを作り始めた。殻つきのピーナッツの殻を割って、皮をむき、煎って、つぶして・・と長い工程をかけて手作りする。香りをかぐだけでうっとりする。ピーナッツバターは、おもに料理に使う。パームオイル(やしの油)とあわせて肉や野菜と煮込んだ料理も、とてもおいしい。

料理は、トマトベースのものが多い。牛、豚、鶏肉、白身の魚もよく使う。
珍しいものでは、地方ではりねずみ(porc-epic)を、森から獲ってきたものを料理してくれた。(針の部分は料理されてなかった。)チキンみたいでおいしかった。それから、うなぎもあった。ただし、身が厚くて大あじ、しかもトマトソースのなかに野菜といっしょに煮てある。(うなぎのタレ以外で食べたのは初めてだった。うなぎ自体の味が日本のとどう違うかはよくわからない。)
虫の幼虫を食べるという話は聞いたが、食べる機会はなかった。
初めて見るサフという野菜は、見た目は茄子、切るとアボガドのような種があって、意外にもやや薄味だったが、おいしかった。

主食は、カッサバ、またはマニオックという芋を乾燥して粉にし、お湯で練ってお餅のようにしたもの。フーフーと呼ばれる。米、フランスパンも常食である。

→ フード写真集は、「食」のページに入れました。
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by tytomoyo | 2007-04-13 01:03 | びっくりする風習


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